ミャンマー国内でもコロナウイルス感染拡大が続いているため、日本からスタッフが未だ渡航出来ずにおりますが、現地のスタッフ、建設会社および政府関係者の協力により、沈下橋の工事に着手いたしました。
ミャンマー北部サガイン地域にあるインドー6号橋建設予定地では、地元の住民や行政関係者が立ち合いのもと、橋の位置および高さを確定しました。
インドー6号橋 設計図
※当初は152mの予定でしたが、雨期の状況や地元住民の要望などにより、56m分の資金をDRRD(ミャンマー建設省地方道路開発局)が負担し、208mの沈下橋を建設することになりました。(JIPがこれまでに建設した中では最長)
橋の中心線に黄色い旗が立てられました。
橋桁の位置に白いボードが取り付けられました。
Nant Thar側の橋の開始地点付近の定点写真から、雨期と乾期で水位が違う様子が分かります。
最後に、昨年の乾期の様子です。乾期でも水深があるため、住民が協力して歩道橋と車道橋をかけていましたが、雨期になると洪水で流されてしまうので、毎年かけなおす必要がありました。沈下橋の建設によりその負担がなくなり、農業など本来の仕事に労力を割くことが出来るようになります。
これから乾期が終わる6月までの半年間、無事に沈下橋が完成できるよう、現地と密接に連携を取りながら、円滑に工事を進めて行きたいと思います。