完成から1年以上が経過し、二度目の雨期真っ最中にあるタキン橋の写真が、ミャンマーのマグウェイ地域政府建設大臣より、送られてきました。
2017年6月に事前調査をした際に、ほぼ同じ地点で撮影された写真と比較すると、橋だけではなく、生活風景が大きく変わったことが分かります。
Before（2017年6月撮影） 
After（2020年9月撮影）
Before
船で荷物を運ぶ 
農業用の牛は川を渡って移動 
住民が毎年かけていた橋 
洪水になるとしばらく渡れない
After
洪水が収まるとすぐに通行できる 
車が往来できるようになった 
農業用の牛も移動できる 
護岸の浸食は進んでいない
学校や病院へ通いやすくなったことに加え、農産物を安定して都市へ出荷できるようになったことが、生活の質の向上につながっているようです。貧困の問題を抱える農村部は多数存在します。沈下橋の建設が解決の糸口になることを期待しています。
最後に…牛の群れが川を渡る様子をご覧ください。子牛が必死に泳いでいるのを、母牛が何度も振り返って見ている様子が、微笑ましいですね。