7月1日にミャンマー南部カイン州に建設した沈下橋の開通式が、地元の政府関係者および住民により盛大に行われました。このような状況の中、多くの方にご参加いただけたのは、沈下橋の建設が重要な位置づけであることの証であると自負しております。沈下橋が多くの人々に利用され、地域の発展および平和に寄与できるよう、心から願っております。
正式名称はモエニネ(Moe Nine)橋に決定
カイン族の衣装を着た地元代表者による挨拶
式典では聖水で濡らした葉で橋名碑を清める
続いてBefore-Afterの写真を掲載します。建設前は、住民が乾期に簡単な橋を架け、歩行者やバイクが辛うじて通行していましたが、それも雨期には流されてしまうような状況でした。建設後は、雨期はもちろんのこと年間を通して通行出来なかった車両が易々と行き交うようになり、地域の交通に劇的な変化をもたらしました。
建設直前の様子(2020年11月)
建設直後の様子(2021年6月)
実際に橋が使われている動画をお届けします。乾期でも、これほど多くの人や車両が一度に通行することは考えられませんでした。沈下橋はコンクリートで頑丈に作ってあるため、車両の重みで壊れたり、洪水で流されたりする心配も全くありません。
多くの村人が橋の渡り初めに参加してくれました
年間を通じて車両が容易に通行できるようになりました
最後になりましたが、ご協力いただいた地元関係者の皆様に心からお礼申し上げます。沈下橋事業にご賛同いただいた皆様におかれましては、今後も変わらぬご支援の程よろしくお願い申し上げます。