ラオスで実施している3か所の沈下橋の建設現場より、続々と現場報告が届いております。今回はPak Xeng(パクセン)橋の建設の様子を時系列でお伝えいたします。
(追記)Pak Xeng(パクセン)橋は全長18mと短かく、雨期が本格化する前に概成したため、雨期の間に軽車両、バイク等の通行を認めました。これまで、雨期になると3か月ほど川を渡れませんでしたが、今年は数回、それも短時間だけだったそうです。
設計図
橋の両端に橋台(A1・A2)、その間に橋脚(P1・P2)を施工し、その上に橋桁(SLAB)を施工します。


基礎工事
初めに川の水を一時的に堰き止めます。山間部で地盤が良いため、杭は打たずに直接基礎(べた基礎)を施工します。


鉄筋を組んだ後、型枠にコンクリートを流し込み、養生します。


橋台・橋脚の施工
続いて両端にあるコの字型の橋台を施工します。鉄筋を組み、型枠を作成し、コンクリートを流し込みます。


その後ショベルで川の流れを調整しながら、内側にある2本の橋脚も施工します。


橋桁の施工
最後に橋桁を施工します。橋脚の間に立てた木材で上部の型枠を支持します。また両端にある橋台のコの字型の部分に砂利を埋めて橋と道路を接合させます。


鉄筋を組み、コンクリートを流し込みます。養生には数週間かかります。


住民が協力して施工を行います。橋の完成まであと少しです。

