JIPが2023年度の事業としてラオスで建設を進めていた沈下橋3橋の引き渡しおよび開通式が行われました。いずれも短い橋ですが、大勢の村人たちが集り盛大なお祭りとなりました。ラオスでは、外国のNGOが活動するための面倒な手続があったり、雨期の工事で仮設が流されたりと大変なこともありましたが、村人からの感謝の声をいただき、苦労が報われました。
11月28日は長さ26m、有効幅員4.3m(幅は3橋とも同じ)のフォンザイ橋にて、観光客で賑わう古都ルアンパバーンから山道を3時間あまり、県や郡の幹部や村人が見守る中、双方が引き渡し書に署名をしました。
翌29日は長さ18mのパクセン橋にて、フォンザイ橋よりも山奥にありますが、村人が総出で迎えてくれました。乾期にも関わらず流量が多く、例年は雨期に3ヵ月間自動車が通れなくなるそうですが、今年は1週間だけで、それも今年の雨期は特に雨量が多かったそうです。
12月5日は長さ52mのパクウー橋にて、ルアンパバーンから40分と割と近くにあります。どの橋の式典でも、祭壇飾りに差してある糸を客人の手首に結わえるなど独特の儀式が行われました。仏教とは関係が無く、僧侶は姿を見せないのがミャンマーの式典との大きな違いでした。


