サイクロン被災地での土道の簡易路面処理を軌道にのせるため、当協力事業の中核である技術基準作りを成功させるために両国に技術委員会を設置作業をすすめています。エーヤワディ地域での現地調査に引き続いて首都ネーピードにおいて第一回の合同技術委員会を開催いたしました。
委員会には建設大臣のU Kyaw Luin氏も加わり技術討論にも参加しました。委員会は2日間にわたり開催されましたが、公共事業庁長官のU Kyaw Linn氏もフルタイムで参加し当プロジェクトに寄せる期待の大きさが感じられました。
技術基準は全国の土道の全天候型道路への改良の基準となることを目指しており、低所得地域への社会経済発展の基盤となることが期待されています。
今回の委員会開催に先立ち、2011年6月のJICAとの契約を受け、7月に現地準備調査団を派遣、モデル事業区間の設定、両者の業務分担、スケジュールの調整を行いました。
2013年1月にはネーピドーにて第一回日緬合同技術委員会を実施。2013年5月にはU Kyaw Shein氏ら3名の技術委員会メンバーが来日し、第二回合同技術委員会に参加しました。
JICA草の根支援協力ミャンマー技術委員会メンバー訪日当プロジェクトの中核である技術基準案作成にわが国の最高レベルの協力を可能とするため、日本道路協会に当プロジェクトへの支援をお願いし、両者で当プロジェクトへの協力と今後必要に応じて国際協力業務に対応する協定書を締結いたしました。 日本道路協会との国内合同委員会の設置と活動によって、民間会社メンバーの無償役務提供の協力も受けつつ、第一回から既に第四回(2013/4/10)まで開催し、技術基準案作成に大きな効果を発揮しています。